ESを書いていくと、だんだん文字数が多くなっていってしまい、「指定の文字数に全然収まらないよ〜」という就活生もいるのではないかと思います。そこで、本日はESの文字数を減らすコツについてお伝えしたいと思います。内容の質は保ちつつ、いかに内容をシャープに伝えるかみていきましょう。
1.文字数を減らすには文章の構成と1文の内容の2点に着目しよう
当たり前の話ですが、「ES(文章)」は「段落の集まり」になります。そして「段落」は文の集まりです。図にすると下記のような感じでしょうか。ESの内容をギュッと詰めて、短く濃い内容にするには文章の構成を練り、一文一文の中身をシャープにする必要があります。
ESを書いてみて、まだリライトしたことがない人はぜひ文章を書く構成について見直してみて欲しいと思います。本記事では文章の構成よりも1文を短くすることに焦点を置きたいと思いますので、構成について勉強したい人はぜひ以下の記事をご確認ください。
2.単語の意味を正確なものに書き換える
良くある話ですが、単語だけでは意味が完結しないときに修飾をしてしまい、気がついたら長い単語が出来上がっているなんてことがあります。そうなってしまうともはや読み手が理解できなくなってしまいます。そうならないためにも、書き手が意図しているイメージにできる限り近しい単語を使うことが必要ですよね?「私語彙力ないんです・・・。」という人も安心してください!皆さんにぜひオススメしたいのはシソーラス(類義語辞典)の活用です。シソーラスを活用すれば、イメージに近しい言葉を自分で考えなくとも探し出すことができます。例えば「有名」という単語を1つとっても下記のようにと様々な言葉出てくるわけですね。
■wevlio調べ
シソーラスを活用することで、本来伝えたいニュアンスに近しい言葉を見つけることができ、余計な言葉を省くことができます。また近年活用が増えている横文字は違和感のない程度で漢字に変換したほうが、余計な文字数を取られずに済むでしょう。ただし、無理やり漢字に変換した結果、かえって何を言っているか分からなくなってしまっては本末転倒なので、その点は注意しましょう。
3.接続詞で文のつなぎ方を工夫する
文と文の前後状況を正しく伝えるために上手く活用したいのが接続詞です。接続詞をうまく活用できると文をすっきりつなげることができます。加えて、前後関係が分かるため、読み手がイメージしやすい文章になります。最初のころは「~して、~して」という and が続くような文章になってしまうこともあります。そんな人は接続詞をうまく活用しましょう!
主な接続詞
順接:だから、それで など
逆説:しかし だが ところで など
並立・添加:また そして など
対比・選択:または もしくは など
説明・補足:つまり なぜなら など
転換:ところで さて
特に接続詞の中では順接と逆説をうまく活用したいところです。なんで順接と逆説なのかって?それは書き手のイメージを正しく伝えるためです。自分の活動が大変な活動・頑張った活動だと伝えるためには、前提となった状況と行動のギャップを正しく伝える必要がります。そこで逆説が必ず必要になります。また、順接は「行動→結果」の流れや「目的→行動」の流れを読み手にイメージさせやすくします。
4.「動詞+こと」を別の名詞で表現する
また、「動詞+こと」を正しい名詞に書き直すことで、文字数をカットすることもできます。ESを書いていると、動詞を名詞に書き換えないといけない場面に遭遇して、無理やり「~すること」と書いてしまうことがあります。ですが、それでは文字数が増えてしまいますよね?そんなときは、「~すること」を表す名詞が存在しないか考えてみると良いです。
例えば、「早く起きること」を皆さんはなんて表現しますか?
この場合は「早起き」と表現しますよね?これだけで文字数が4文字も削減できます。この積み重ねが1文を短くするコツになります。
5.まとめ
書いてみると中々文字数を減らせないのがESです。内容の質を下げずに文字数を減らすのは大変ですが、今回お伝えしたシソーラスの活用や正しい名詞を活用することで400文字のESであれば50文字ほどはカットできます。ぜひ限られた文字数の中で最大限のことを読み手に伝えるためにESの文字数を減らすコツを意識してほしいと思います!
本記事が参考になったという方はぜひワンクリックお願いいたします!