就活面接研究所

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【説明会】結局、合同説明会って行ったほうがいいの?

就職活動を始めるときに、「いきなりインターンとかは怖いし、まずは合説(合同説明会)から始めるかな~」と考える方は多いのではないでしょうか?私自身はそのタイプの就活を行っていました。その一方で、先輩から就職活動について相談をすると、きまって「合説は行っても意味がないよ(笑)」と、思ってもみない返事が返ってくることもよくあります。(私の周りで、「合説に行って意味があったよ」と言っていた人は自分1人くらいでした(笑))そんな世間から低評価な合説ですが、使い方によっては役に立つ部分もあると私は考えています。本日は、「合説って行ったほうがいいのか?」についてお伝えしたいと思います。

 

 

1.合説に行って意味がないという人について

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まず初めに、合説に行って意味がなかったという人の心理についてお伝えしたいと思います。就職活動を始めると、まず多くの人が合説に行くかと思います。しかし、この合説、スタートではいろいろな企業に出会えますが、1ブースで話を聞ける時間が限られているため深いところまで知ることはできません。それどころか、より詳しい話を聞きたい場合は、いついつにある説明会に来てくださいね~と、「詳しくはWeb」でと言わんばかりな対応をされることが多いです。そのため、多くの就活の先輩は「さわりしか聞けないなら、初めから個別の説明会に参加するわ!」という感じで、「合説なんか行っても意味がないよ」というわけです。

 

この先輩が言っていることは非常にシンプルでわかりやすい意見ですよね?ですが、合説の一番の旨味を吸うことができていない発言でもあります。

 

そもそも、今回足を運んでいるのは「合同」説明会ですよね?なのになぜ個別の情報を得ようとしているのでしょうか?むしろいろいろな情報を横断的に獲得できることが合同説明会の一番の特徴であるはずです。では横断的に情報を獲得できることのメリットって何でしょうか?

 

2.いろんな企業や業界の特徴を理解しておかないと面接で落ちる

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メリットを考えるために、一旦話を変えて、皆さんが受けるであろう本選考の話をします。本選考の面接では、「なんでこの業界なの?」「なんで他社じゃないの?」ということを根ほり葉ほり質問されます

私は面接の練習をお手伝いするときに、上記の質問をします。その際に、よくあるやり取りをお伝えします。

 

~よくあるシーン~

就活生:人の成長を支えたいので教育業界を志望します!

:うんうん、ほかの企業と比較するとどこが強みだと思ってるのかな?

就活生:○○と××の点だと思います!

:確かにそうだね。じゃあ、人の成長を支えようと思ったときに、金融業界や人材業界じゃだめなのかな?

就活生:う~ん、教育業界以外考えたことがなかったので・・・。

 

かなり簡潔に書きましたが、こんなシーンに出くわすときがあります。人の成長を支えようと思ったときに、資金面や仕事面から、頑張ろうと思っている人の成長を支えることもできます。成長=教育業界と考えるのは実に短絡的な考え方なのです。

多くの場合が、自分の興味=自分の興味ある業界で説明を行います。それはそれで間違ってはいないのですが、興味ある業界で説明すると、どうしてもそれ以外の選択肢を排除することが難しくなります。例えば、「お肉が好き」と言ってしまうと、鶏肉、豚肉や牛肉以外にも鹿肉やラム肉などさまざまなものが含まれてしまいます。もっというと「じゃあ魚肉ソーセージは?」と、線引きが曖昧になってしまいます。

ですので「魚ではなくお肉が好きです。具体的には馬肉が好きです。というのも、魚は生臭くて・・・」のように話をする必要があります。

 

例えが長くなってしまいましたが、実際に面接を行う過程で、他の業界ではダメな理由を説明出来なければいけません。そして、そのような深い質問が投げかけられるのは最終面接あたりになります。そのタイミングではすでに個別での企業説明会しか行われておらず、他の業界ではダメな理由を見つけることが時間的に難しくなります。だからこそ、最低限、業界に関する知識は身に着けておかないと、最終面接あたりで答えることができない状態になってしまいます。

 

3.結局どんな人が合説に参加したほうがいいのか

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結論からお伝えすると、どんな業界があるのか知らない人は間違いなく行ったほうがいいでしょう。そして、自分の行きたい業界がおぼろげでも決まっている人は、やりたいことがその業界と重なっている業界がないか確認しに行くのもいいと思います。どんな業界が重なってくるのか分からない場合は、合説に参加して人事の方に質問してみてもいいと思います。普通は答えてくれるはずです。

 

そして、実は合説に1番参加してほしい人は、就活にやる気が出ない人です。自分が思っているよりも、世間には就活を頑張っている人がたくさんいます。余談ですが、私は経済学部から文学部に転部を行いました。単位の関係で3年から3年に移ったため、周りの人たちが就活をしている場面に2度直面しているのですが、経済学部と文学部では就職活動に向かう温度感がかなり異なります(夏のインターンどうしようかなという経緯財学部⇔まあまだ就活やってないし、まだいっかという文学部)。そして、大学内でもここまで格差があるのであれば、大学外ではもっとその差は顕著だと思います。

 

自分のペースはほかの就活生と比較して、どうなのかということを知るためにも、ぜひ合説に参加してみてほしいと思います!何をするにも、目的が大切です。合説に参加するのは目的ではなく手段なので、その点だけ間違えないようにしてほしいと思います。

 

まとめ

すでにいろんな業界を理解できているという人からすると合説に参加するのは無駄足になります。逆に、就活を始めたばかりで、業界について理解が乏しいという方や、やる気が出ないという人にはおススメです。就職活動は長い時間の活動になるため、うまく自分のモチベーションをコントロールしながら活動していきたいですね!最終面接で求められることを意識しながら、逆算して行動していきましょう!

 

本日も最後まで目を通していただき、ありがとうございました!

また次記事でお会いしましょう!