就活面接研究所

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【面接】面接官(聞き手)が知りたい3つのポイント

みなさんこんにちは!

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今日は朝から就活生とお会いしてきましたので、その時の話を「面接官(聞き手)が知りたい3つのポイント」としてまとめたいと思います。

 

読んでほしい人:話のネタはあるけど、どう伝えたらいいかわからない人

では3つのポイントを整理したいと思います。

 

 

1.具体的に伝える

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「小学生でも伝わるように話をしましょう」とよく言われますが、そもそも「小学生でも伝わる」とはどのような状態なのでしょうか?例えば、小学生に向けて飲み物の話をするときに「ポンジュースがいい?トロピカーナがいい?」と話すことはないですよね?おそらく、「オレンジジュースでいい?」と聞くかと思います。一方で、ポケモンの話をする時には、「ピカチュウって言う、ネズミみたいな形の~」とは説明しないはずですよね?

つまり、「小学生でも伝わる話=具体的に伝える」というわけではありません。正確に言うと「小学生(の背景知識)でも伝わる話」だと私は考えています。

この話を就職活動に置き換えてみると面接に限らずグループディスカッション等、初対面の人と話をする時には、どうしても背景知識が異なるため、具体的に伝えるのが難しい場面に遭遇します。なので、その背景知識を同じ状態にしないと、自分は伝えたと思っていたことが、伝わってはいないというミスコミュニケーションが発生してしまいます。

なので、初対面の人と話をする時は、相手に合わせ、必要なレベルでの背景知識を整えることが、伝わるための1歩になります。

 

2.なんでそんなことをしたのか伝える

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さて、就活をしていると「なぜ?」を3回繰り返しましょというようなことがよく言われます。そもそも、『なぜ「なぜ」を3回も繰り返す』必要があるのでしょうか?少しそこについて触れたいと思います。以下のシーンを考えてみてください。

みなさんが飲食店の店長だとして、アルバイトから「店長!売り上げを伸ばすために、店舗を掃除しましょう!」と言われたら、受け入れますか?

多くの方は、「いやいや、メニューの充実や値段の調整が先でしょ!」と返事をするかと思います。こんな場面が面接では沢山あります。話し手の側から見てみるとこんなロジックで話が進んでいます。

  1. 現在売り上げが下がっている
  2. 売り上げを上げるための施策としては、人を増やすことである
  3. 現在の店舗を確認すると、店舗前に人は通るのに中に入ってくれないという状態である
  4. よくよく見ると、ガラス張りの店内なのに、掃除が行き届いていないので、入ろうとしてくれない
  5. 味やコスパはいいはずなのに、それを知ってもらえない
  6. つまり、新規のお客さんが店内に入ってくれないことには、味やコスパの良さを実感してもらえない
  7. ならば、店内の清潔して、入ってみたいと思われる店舗にしたら、お客が来るのではないか?
  8. そうだ!掃除を提案しよう!

という流れです。ここまでくると、なぜアルバイトが店舗掃除を提案してきたか分かるかと思います。しかし、多くの就活生の場合、1と5だけ話をしてしまい、肝心の「なんでそんなことをしたか」という観点が抜けています。そのため、見た目は小さい改善でも、本質に基づいた改善なのに、そのインパクトが伝わらないということがよくあります。いわゆる「もったいない伝え方」ですね。

初めてあった人に対してだからこそ、「なんでそんなことをしたのか」という観点が抜けてしまうと、聞き手は話のポイントを掴むことが難しくなります。聞き手が理解できる状態を作るためには、「なんでそんなことをしたのか」という点を意識しながら話ができると、無駄な質問などもなくなるかと思います。

 

3.伝えるために伝えないことを決める

既に話すネタはあるよという方の話には、面接官から見ると「伝えすぎて結局何が言いたいか分からない」という状態になっている可能性があります。自分の伝えたいことをシャープにするためには、「伝えない」という観点も大切です。先ほどのアルバイトの例では、2や6は伝えなくてもいい内容(枝葉の情報)です。そして、枝葉の情報は、普通の面接官であれば、「なんでそう考えたの?」と質問をしてくれます。自分の幹となる情報は何なのか?ということが意識できていると、ESの冒頭でがくちかのダイジェストを書く際にも、触れてほしい内容をあえて抽象的に盛り込むこともできますしね。

 

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ちなみに、自己分析なんかでも、小学校や幼少期の体験から振り返ったほうがいいと言われます。自己分析を過去から行った結果、「あれ?なんのためにしていたんだっけ?」という経験はないでしょうか?そうなった人たちはそれらを個別の事象と捉えてしまっているのだと思います。個別の事象として捉えるのではなく、一気通貫している幹の性格は何なのか?を探るための自己分析だということも理解しておかないと、枝葉の情報を伝えたがゆえにぼやけた話になってしまうこともありますので、気を付けておくといいかと思います!

 

本日は、就活生と話をする中でお伝えした情報をまとめてみました!

またほかの就活生と話をした時には、まとめていきたいと思います。