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【ES】パッと見て落ちるESになってない?

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■この記事を読んで欲しい人

ESが通過しない就活生

■この記事を読んだらどうなるか

パッと見て落ちるESが分かる

 

最近、ESの添削をお願いされることが徐々に増えてきました!インターンや本選考に向けて活動が本格的になってきているこのタイミングで、ぜひESについて一度振り返ってみてほしいと思います!そこで今回は「パッと見て落ちるESになっていない?」についてお伝えしたいと思います!

 

 

1.パッと見て落ちるESとは

みなさんがもし面接官だったとして、就活生のESを確認する時、まずは何を確認しますか?ESの内容でしょうか?結果が出ているかでしょうか?人を巻き込んでいるかでしょうか?

 

私は就活生から相談された時に、最初に確認するのは文章の構成です。文章の構成なんて確認して何が分かるの?と思った就活生は要注意です。

 

文章の構成を見ることによって、あなたの行動が文章全体に対してどれくらいを占めているかが分かります。今まで数多くのESを添削してきましたが、ES初心者の取り組んだ行動は全体の割合の1/3以下になっていることが多いです。これは何を意味するのでしょうか?

 

そもそもESを書く目的は、自分の価値観や考え方、仕事への能力を分かりやすく伝えるためです。にも関わらず、自分の行動を説明する文章量が1/3以下であるということは、あなたの人となりが何も伝わらないということを意味します。

 

これでは実際にいくら良い行動をしていたとしても、その魅力が伝わらないESになっているということです。少し厳しい伝え方をすると、内容以前の問題が発生している状態です。そのため、パッと見て内容関係なく落ちるESというのは、文章の構成バランスがおかしいESになります。

 

2.背景ばっかりのESをすっきりさせよう

「じゃあやった行動をもっと書けばいいのか!」となるわけですが、そう簡単にいかないのも事実だと思います。というのも、ESには文字数の制限があるからです。そのため、やったことを充実させるために、まずはESの背景部分をすっきりさせましょう

 

ESの背景部分をすっきりさせるためのチェックリスト

1.1文目で書いた内容で不必要な項目がないか確認する

2.行動部分の理解を補足していない背景内容がないか確認する

3.身の回りの人に読んでもらう

 

「1文目で書いた内容で不必要な項目がないか確認する」について

みなさんESの1文目は「私はアルバイト先の居酒屋で、店舗スタッフ5名をまとめ上げ、売り上げを対昨年105%にしました。」のように「状況説明」「取り組み」「結果のダイジェスト」を書いていると思います。ここで、注意すべきは、3つの事象について具体的な内容が書かれているかということです。

 

先ほどの例を参考にすると、「状況説明」がアルバイト先の居酒屋、「取り組み」が店舗スタッフ5名をまとめ上げ、「結果」が対昨年105%と書かれています。ポイントはその後の文章で詳細が記載してあるか?ということです。

 

1文目にはダイジェストが書かれているとお伝えしました。つまり、必ず抽象的な内容になっているはずです。にも関わらず、その後の文章で触れていないようであれば、取り組んだことを説明する上で関係の無い情報を盛り込んでしまっているということになります。

 

1文目で書いたことは必ず詳細な情報を記載する。詳細な情報を記載しないのであれば、1文目に書かない、ということを徹底しましょう。

 

「行動部分の理解を補足していない背景内容がないか確認する」について

先ほどの「1文目で書いた内容で不必要な項目がないか確認する」の応用になります。ESにおいて皆さんが一番伝えたいことは取り組んだことです。その取り組んだことを正しく理解してもらうために、「なんで行動をしたのか(なんで行動を取る必要があったのか?)」ということを補足している方が多いかと思います。その補足内容に関係のない話が盛り込まれていないかチェックしてほしいと思います。次の章で飲食店でのアルバイトの例から確認してみようと思います。

 

身の回りの人に読んでもらう

「身の回りの人に読んでもらうこと」は、1番取り組んでほしいことです!実際に就活生のESを見ると、1回も他人に見せたことのないESかどうか簡単に分かります。ここでは先ほどの2つのチェック項目を使って、例を用いて確認してみます。

 

ES例)

私はカフェのアルバイトにて年上のアルバイトスタッフ5名をまとめるリーダーとして意識改革を行い、お客さまの満足度を向上させました。当初、お客さまに気持ち良くくつろいでほしいという想いから年上のスタッフの行動を注意していましたが、中々上手くいきませんでした。そこで、私はなんで私の話を聞いてもらえないのか?ということを考え、まずは私の考えよりスタッフが何を考えているのかを理解するために、話す場を設けました。そこで私の想いを伝えると同時に、話を引き出すことを行いました。その結果、私の想いを理解していただけるようになり、お客さまの満足度アンケートが5%向上しました。

 

 

1)

まず、ダイジェストを3つにの要素に分解します。

 

私はカフェのアルバイトにて年上のアルバイトスタッフ5名をまとめるリーダーとして意識改革を行いお客さまの満足度を向上させました。

 

2) 

この後の文は全て、上記の3要素の理解を深めるために書かれたものでしかありません。では、そのあとの文章を見てみましょう。

 

当初、お客さまに気持ち良くくつろいでほしいという想いから年上のスタッフの行動を注意していましたが、中々上手くいきませんでした

 

3)

失敗の後の取り組んだことについて書かれていますね。

 

そこで私はなんで私の話を聞いてもらえないのか?ということを考え、まずは私の考えよりスタッフが何を考えているのかを理解するために、話す場を設けました

 

ここも問題はありませんね。

 

4)

 

そこで私の想いを伝えると同時に、話を引き出すことを行いました。 

 

ん?ここでおかしなことになっていますね。もともと意識改革のために話を引き出すことが大切だという話をしていたはずなのに、いつの間にか想いを伝えるという関係のない話が出てきています。

 

もちろん、話を引き出す→想いを伝えるという流れであれば問題はないのですが、想いを伝える⇔話を引き出すでは同等の扱いになってしまっています。ですので、この場合はカットしたほうがすっきりします。

 

5)

 

その結果、私の想いを理解していただけるようになり、お客さまの満足度アンケートが5%向上しました

 

さて、最後の結果につながる部分です。これはよくあるESのパターンですが、なぜお客さまの満足度が向上したのでしょうか?

 

実際の流れとして「話を引き出すようにした→スタッフの何かが変化→お客さまへの行動も変化→満足度向上」という流れになっているはずですよね?

 

しかし、今のままのESでは何が変化したのか分からない=取り組みの結果が見えないという状態になっています。

 

6)

ざっくり色分けをしてみると以下の感じになります。

私はカフェのアルバイトにて年上のアルバイトスタッフ5名をまとめるリーダーとして意識改革を行いお客さまの満足度を向上させました当初、お客さまに気持ち良くくつろいでほしいという想いから年上のスタッフの行動を注意していましたが、中々上手くいきませんでした。そこで、私はなんで私の話を聞いてもらえないのか?ということを考え、まずは私の考えよりスタッフが何を考えているのかを理解するために、話す場を設けました。そこで私の想いを伝えると同時に、話を引き出すことを行いました。の結果、私の想いを理解していただけるようになり、お客さまの満足度アンケートが5%向上しました。

 

この文章の不必要な箇所を削除すると以下のようになります。

 

私はカフェのアルバイトにて年上のアルバイトスタッフ5名をまとめるリーダーとして意識改革を行いお客さまの満足度を向上させました当初、お客さまに気持ち良くくつろいでほしいという想いから年上のスタッフの行動を注意していましたが、中々上手くいきませんでした。そこで、私はなんで私の話を聞いてもらえないのか?ということを考え、まずは私の考えよりスタッフが何を考えているのかを理解するために、話す場を設けました。そこで私の想いを伝えると同時に、話を引き出すことを行いました。の結果、私の想いを理解していただけるようになり、お客さまの満足度アンケートが5%向上しました。

 

説明が入っていない=必要のない箇所は50文字を超えています。言い換えると、50文字分、取り組みの詳細を書き加えられるということですね。

 

このように、他人から見ると、「この説明必要なの?」という視点が得られるので、ぜひESをたくさん見せてください。その分だけ良いESにブラッシュアップされます!

 

3.まとめ

今回はパッと見て落ちるESとは何か?についてお伝えしました。ESの冒頭で伝えた内容がその後の文章で記載されているか確認すると、無駄な文が浮き彫りになります。また、ほかの人の目線を入れることによって、枝葉の情報がカットされていき、よりシャープなESになっていきます。ぜひ誰が見ても、取り組みが分かるESを目指して頑張りましょう!

 

 

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